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教員メッセージ

「大学で学ぶ看護」 ~ 基礎看護学とは ~

~“ 看護 ”とは~

“看護”と聞くとみなさんはどんなことをイメージしますか。19世紀、近代看護の祖として知られるナイチンゲールは看護のあり方や考え方を説き、「看護とは生命力の消耗を最小限にするようすべてを整えることである」と定義しました。こうした考えは今日まで脈々と引き継がれ、現代看護へとつながってきました。人々がその人らしく生きることを支援することが看護の大きな役割といえます。

 

 

~看護学の基盤となる基礎看護学~

基礎看護学は初学者にとって看護学の導入となり、基盤となる領域です。さまざまな状況下にある個々の対象に対する援助ができるための基礎的知識、技術、態度を学習します。看護するとは自分自身の心が動き、自分の持てる力を働かせて人々の生きる力を支えることです。そのためには人間とは何か、生活、健康について深く理解し、看護独自の役割を踏まえ、理論的根拠に基づいた看護技術を学んでいきます。

 

 

~どんなことを学ぶのか~

看護とは何かを歴史や理論から学ぶ『看護学概論』に始まり、食事、排泄、活動、睡眠といった日常生活活動を支える技術を学ぶ『基礎看護技術演習Ⅰ』などを通して、看護師としての基礎を身につけていきます。科学的な看護実践を導く頭と技を一つの体系として学び、看護の魅力を発見できるのが基礎看護学です。


長岡崇徳大学 看護学部 教授 倉島幸子 

~ 受験生へのメッセージ ~

看護学の豊かさや奥深さを知り、看護への関心を高め各領域の看護学へとつながるための土台となるのが基礎看護学です。看護を実践するために基礎看護学で専門的知識と技術を学ぶ喜びを体験していきましょう。

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