看護師を目指す
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看護師としての将来を見据え、進路選択するために
看護系大学では、〈専門分野〉として基礎看護学、成人看護学、老年看護学、小児看護学、母性看護学、精神看護学、在宅・公衆衛生看護学といった科目を学びます。また、看護専門分野の基礎として人問の身体を理解するための解剖学や病態生理など〈専門基礎分野〉の科目についても学びます。看護学についての学習は、教室で先生からの講義を聞くタイプの授業だけでなく、病院や保健所などに実際に出向き、看護を実践する実習も行われます。これらの学習を通して看護職者としての専門的知識や技術を身につけていきます。
看護は、人に関わる職業なので、人間や環境の理解、社会の仕組みの理解を深める科目の学習がとても重要です。これらは〈基礎分野〉として位置づけられており、心理学、社会学、倫理学、経済学、情報科学、語学などを幅広く学びます。この学習を通して幅広い視野での知性と感性を磨き、また、科学的思考の基盤を育みます。そして、これらの学習と看護の専門的知識が統合される中で、生命の尊厳を尊重する倫理観を備えた豊かな人間性が養われていきます。
大学では、これまでに学んだ知識・技術を統合し、科学的に問題を解決する能力、倫理を含めた総合的な判断能力、さらには研究に取り組む能力を養うことを重視しています。そのために、4年間の集大成として卒業研究に全員が取り組んでいます。
4年制大学(長岡崇徳大学) | 専門学校 | |
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修業年限 | 4年 | 3年 |
卒業までに必要な単位数 | 124単位以上 | 93単位以上 |
取得できる学位 | 学士(看護学) | 専門士が付与される学校あり |
取得できる資格 | 看護師(国家試験受験資格) 保健師(国家試験受験資格)選択制 |
看護師(国家試験受験資格) 保健師(国家試験受験資格) ※保健師統合カリキュラム校のみ |
教員の採用基準 | 博士/修士 | 厚生劣働省看護学校教員養成修了 |
教員の専門性 | 各専門領域に教員を配置 | - |
学びの違い | 国家資格取得の学びだけでなく、一般教養なども学びながら、考察力や判断力を身に付ける。4年間でじっくりと看護師を目指せる | 現場での実践力を身に付ける学びが中心。3年間で国家試験を受験するため、国家資格取得以外の授業が少ない |
卒業後の違い | 医療現場だけでなく、大学院への進学も可能 将来的な選択肢も幅が広い |
医療現場が基本。高度実践看護師などのキャリアアップは大学(学士取得)と比べると不利 |
給与面 | 初任給の比較では、年額で100,000円程度、大卒の方が高い (2023年 病院看護実態調査より) |
看護師のキャリアアップとして「認定看護師」「高度実践看護師」への道も
※資格取得には一定の看護実務経験が必要