更新日:2024.09.30
教員メッセージ
「大学で学ぶ看護」 ~ 成人看護学とは ~
看護の対象は、地域で生活している人、そして大切な家族のひとり
~成人期とは~
成人看護学が対象とする「成人」は、青年期から老年期への移行期までの人です。年齢でいうと、15歳から65歳未満の人です。皆さんも成人期にある人ですね。成人期にある人は、身体が成長して子どもから大人になり、基本的に自律・自立した存在です。
~自律と自立~
成人期は、社会に自立し自分の家族を持ち、精神的・社会的な成熟した時期をすごし、穏やかな老後へと向かう過程といわれています。
~地域で生活している人~
15歳から65歳未満という人生の中で約50年という長い期間において、病気になることもあります。病気の治療では、手術や化学療法や放射線療法などの侵襲的治療があります。また、慢性疾患を持つ人は病気と付き合っていくうえでは、その人らしく生活を営むことが大切です。また、病気にならないように予防などの健康管理に関する知識も重要です。患者さん自身や大切な家族、友達も健康的な生活を送れるよう、対象を理解し考え学びを深めます。
看護の対象は患者さんだけでなく、その家族も対象です。対象の個別性にあわせた援助を学びます。そして、終末期における看護についても学びます。大切な人とのお別れは辛いものです。旅立つ人と見送る人達が少しでも安らかな時間を過ごせるような援助について学びます。看護の方法は一つではありません。
長岡崇徳大学 看護学部 (成人看護学)
准教授 広井 貴子 准教授 目黒 優子
~受験生へのメッセージ~
経験豊富な教員らがわかりやすいように具体的な事例をあげながら看護について教授していきます。TBL(Team Based Learning)による学習を行います。専門的な看護技術の実施やグループワークを行いチームで検討していきます。学んだ知識を元に学習し、わからないことに気づき、学ぶことの楽しさを体験できると思います。どうぞ、お待ちしています。