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教員メッセージ

「大学で学ぶ看護」 ~ 母性看護学とは ~

母性看護学の授業の様子

母性看護学では、1年次に母性看護学の全体像を学び、2年次に妊娠・出産・育児・新生児に関する具体的な学習をします。そして3年前期にはモデル人形を使って沐浴や抱っこなど、赤ちゃんやお母さんのケアを学びます。3年の後期には臨地実習が始まりますので、今まで学習したことが実習で活かせるように練習をして臨地実習に臨みます。

臨地実習の場所は、病院だけでなく地域子育て支援施設もあります。妊娠期から出産子育て期まで、継続・包括的に親子を取り巻く現状や課題を学んでいく大変魅力的な実習を展開しています。

 

性の健康に関する学び

人は、性や産むことに関わるすべてにおいて、心も体も社会的にも本人の意思が尊重され自分らしく生きる権利があります。この考え方を基に、例えば不妊治療や出生前診断など倫理的な課題についても学びます。

女性の一生をみると、思春期や成熟期、更年期や老年期などのライフステージがあります。厚生労働省によると、女性の平均寿命は何と87.74歳! 女性が心身ともに健康であり続けるために、思春期以降の健康管理が重要になってきます。このような女性の一生のライフステージを視野に入れて健康課題について学び考えます。

 

母性看護学領域が中心となって行う地域貢献

 母性看護学領域が中心となり実施している社会貢献には、出前授業や子育て支援事業などがあります。出前授業では、小中高校からの要請を受けて学校に出向き、主に「生と性の授業」や「妊娠出産」「赤ちゃん抱っこ体験」などを行います。教員だけでなく学生が共に行くこともあり、好評を得ています。

子育て支援事業では、講演会やパパママサークル、学生サポーター養成講座を実施しています。パパママサークルには、地域で暮らす妊娠中のママとパパが参加しています。パパママはモデル人形を使って赤ちゃんのお風呂の入れ方などを学んでいます。学生もボランティアとして参加しており、学生の働きはパパママに大変好評です。学生にとっても、パパママとの交流は学校の授業だけでは学べないとても楽しい時間です。


長岡崇徳大学 看護学部 講師 佐藤初美 

~ 受験生へのメッセージ ~

母性看護学教員は全員助産師です。助産師は女性と家族に寄り添い女性の力を最大限に発揮させるドゥーラの役割を持つ職種です。その特性は学生の皆さんを支援することにおいても同じです。ぜひ母性看護学の奥の深さと楽しさを共に学んでいきましょう。

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