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教員メッセージ

「大学で学ぶ看護」 ~ 精神看護学とは ~

「精神看護学」と聞くと、みなさんはどのようなことを連想しますか?

脳科学が進歩してきた現代では、うつ病や統合失調症といったこころの病気を脳の病気としてとらえるようになりました。病気の発生要因の解明や薬を中心とした治療法が進歩してきています。ですが、薬で脳の働きをコントロールすることだけでは、病気によって体験したつらい思いを十分に癒すことは難しいです。

自分と違う人生を歩んできた他者の思いを理解することは簡単なことではありません。それだけに、精神看護学では患者さんの経験や気持ちを想像し、問いかけ、一緒に考えることで患者さんの思いや希望に共感し、こころに寄り添うことを大切にします。誰かに受け入れられ、理解されたという思いを基盤に、患者さんが自身の希望を大切にしながら生活を取り戻していくこと(リカバリー)を支えていくのです。看護師とのかかわりそのものが患者さんにとっては回復に向かう体験となり、治療的な意味をもつのです。これが精神看護学の醍醐味です。

幅広いテーマをもつ精神看護学

また、精神看護学の対象は病気や障がいをもつ人だけではありません。ストレス社会と言われる現代では、精神疾患はがん、脳卒中、 急性⼼筋梗塞、糖尿病と並ぶ5大疾病の1つであり、誰もがかかる可能性がある病気と考えられています。精神看護学では、病気や障がいの有無にかかわらず、また赤ちゃんから高齢者に至るまでのこころの健康(メンタルヘルス)について考え、ストレスと上手につき合う方法を学びます。

 私たち精神看護学の教員は、ひきこもり、ヤングケアラー、精神障がい者に対する社会的スティグマ(偏見・差別)といった幅広い問題に対して研究や実践を行っています。ひとりひとりの違いを受け入れ、お互いが認め合い支え合う社会(地域共生社会)の実現に向けて取り組むことも精神看護学の重要なテーマです。


長岡崇徳大学 看護学部 教授 板山 稔

~ 受験生へのメッセージ ~

「精神看護学に興味があるなら長岡崇徳大学で」と自信をもって言える教員と実習環境が整っています。自己理解・他者理解を深めながら、共感力の高い看護師を目指しましょう。